長らく主力で保有していた保育所2銘柄(グローバルキッズ・ライクキッズ)ですが、ホールドを諦めて全株売却してしまいました。グローバルキッズ損切りにより巨額含み損が消失したため、久しぶりにトータル含み益がプラスに好転。ナンピン奈落から這い出て、ようやく娑婆の光が見えてきたところです。
保育所銘柄を売却した理由ですが、補助金による利益増が期待できなくなってきたためです。
・グローバルキッズは「今期の開設数が大幅に減る(=補助金が大幅に減る)見込み」
・ライクキッズは「待機児童数の減少(需要減)」と「補助金を貰う条件が厳しくなった」
今後の成長が完全に無くなったのかは分かりませんが、「成長全振りの無配銘柄」なのであれば毎年安定した成長を見せてほしいです。この調子だと何年先に株価が好転するのか分からないですし、この先もずっとナンピン奈落に堕ちていくようにしか思えなかったため、直近の懸念材料が増えたことを契機に2銘柄とも売却することにしました。
ちなみに10月から始まった「保育無償化」については、何度か書いたように好転材料として期待しておりました。増税前後から「便乗値上げはけしからん」という記事を多く目にしたのですが、逆に私はどんどん値上げすれば良かったのにと思っています。需要過多なのであれば価格を上げて需給のバランスを取るのが当然だと思うのですが、補助金をアテにしたビジネスだと制約が多いためか、値上げが難しく思い切った施策を実行できないのではないでしょうか。国のお金で需要が増えても、保育士の待遇や給与水準も低いままになるのでしょうし、株主が配当を貰える気配も全くありません。このまま会社が大きくなっても従業員や株主が潤わない業界になりそうで、正直「だめだこりゃ」と思ってしまったことが売却判断の決定打になりました。
保育所2銘柄の売却で浮いた余剰金を使って、気になる銘柄をどんどん買いまくっております。
今年はあまり投資成績が良くなかったため、配当と優待が充実した銘柄に切り替えて、少しでも資産の足しにしようと企んでいます。12月に配当・優待を貰える銘柄をやや多めにしています。
しばらくは、配当・優待の分散投資をメインにしてPF運用していく予定ですが、成長株を完全に捨てている訳ではないので、良い銘柄があればPFに加えていきます。ただし、今後は無配の銘柄には絶対投資をしません。高成長が期待できる企業であっても、株主還元を全くしない企業には地雷が多いのを痛感しました。経営者が株主還元をする姿勢があるのかどうかを、投資をする前に注視していきたいと思います。